サービスを育てていくワクワク感を忘れない。ユーザーファーストなエンジニアを目指して
花岡采加
Ayaka Hanaoka
くふうA Iスタジオ/ 買い物事業サービス開発部エンジニア
2019年 「みんなのウェディング(現エニマリ)」にエンジニアとして新卒入社。2020年Da Vinci Studio(現くふうAIスタジオ)に転籍し、新規サービスの立ち上げや、NTTドコモのモバイルオーダーサービスの開発に参加後、プロジェクトのマネジメントも担当し 2021年10月 ユニットリーダーに。2023年10月に買い物事業サービス開発部に異動し、現在トクバイサービス開発を担当。
女性にとっても働きやすそう…それが入社を決めた理由の1つです。
新卒で「みんなのウェディング」にエンジニアとして採用されていますが、大学の専攻は情報系ではなかったとか?
大学では生命科学を専攻していたので、エンジニアになろうとは思っていませんでした。ただ、パソコンを触ったり、授業で少しだけプログラミングを習ったりしたときに、わりと楽しいなぁとは思っていて。でもその時点では全然勉強はしていませんでしたが…。就職が決まった時には、周りから「え? エンジニアになるの?」ってびっくりされました(笑)。
エニマリに就職したきっかけはインターンですか?
アルバイト先の先輩から、「みんなのウェディング」のインターン募集を教えてもらったのがきっかけです。参加してみたらビビッときてしまったというか、他はほとんど見ずに就職を決めました。
インターンの時に、何か一つサービスを作ろうというプロジェクトがあったのですが、その時に担当してくださった社員の方の教え方が素晴らしくて。つまずいても、「なんでわからないの?」じゃなくて、一つ一つ丁寧に教えてくれて、ちょっとしたことができただけでも「できたんだ、めっちゃいいじゃん!」ってすごく褒めてくださったんです。やっていて楽しくて、気持ちが良くて、こんなふうに接してもらえるところはあんまりないだろうな、と思いました。
女性にとって働きやすそうな会社とも感じたそうですね。
社内に女性も多くて、結婚して出産してまた戻ってきている方の話なども聞いていました。入社前にそういった女性社員の方とお話しする機会もあり、産休や育休もちゃんと取れるんだな、というのは安心感がありましたし、子育てしながら働くことに理解があること、なにより、また戻ってきたいと思える職場なんだ、というのも入社のポイントでしたね。
「みんなのウェディング」にて研修を受け、「Da Vinci Studio」にグループ内転籍になります。そこではどんな仕事を?
エンジニアやデザイナーが集まる開発組織の「Da Vinci Studio」で一番長く深く関わったのは、NTTドコモさんの案件で、モバイルオーダーのサービス開発でした。NTTドコモさんの他に、NECさんからのシステム提供もあったので、3社でコミュニケーションするのはなかなか大変な面もありました。不具合があったりした場合には、しっかりした説明を求められるので緊張感もありました。
当時のリーダーからはどんどん仕事を振られて、時には「困ります、無理です」となってしまったこともあったのですが(笑)、ある時、”とにかくやる”というリズムみたいなものができたら、急にできるようになったんです。それは自分にとってはすごく良かったというか、自分一人だったら難しそうだからそこでやめちゃうようなことでも、人から頼まれたらなんとかしてしまう。それが、自分の成長につながったのだと思います。
とはいえ、どんどん仕事を担当されると、追い詰まったりしませんか?
詰まってしまった時は、先輩が話を聞いてくれたり、一緒にやってくれたりと、そういうチームワークはすごくあったので、そこは安心でした。投げっぱなしにはされていなくて、ちゃんと難しいところは相談に乗って考えてくれたり、「そこは引き取るから任せて」と言ってもらえたり。そんなフォロー体制があったので、ありがたかったです。
完璧でなくていいと背中を押してもらい、リーダーになってひと回り成長できた
入社3年目にはユニットリーダーに抜擢されています。すごく早いですよね?
先ほどお話ししたシステム開発の仕事を評価していただき、リーダーに推していただきました。
最初はひるんだのですが、その時の上司に「完璧でなくてもいい、やってみてできなかったらできなかったでもいいから、とりあえずやってみて」とおっしゃっていただいたこと、「自分が万全の体制でできると思った時にはチャンスは来ないよ」と言われたことも、チャレンジを決めた理由です。
リーダーになってみて、どうでしたか?
自分もまだそんなにちゃんとできていないのに、リーダーになると、案件をまとめるだけじゃなく、メンバーのキャリアや目標、どうやって成長に繋げるかということも考えなければならない。自分なんかが相談に乗れるんだろうかと、最初は思っていました。
ただ、そうやって考えていくうちに、もっと視野を広げて視座を高く持つことができるようになったのかな、と感じています。他のチームはどうしているのかなとか、一人一人に目を配ったりとかするようになって、ひとまわり大きくなれた気がします。
やっぱり大切にしたいユーザーファースト。ユーザーに真に価値あるサービスを
”とにかくやってみる”という会社の姿勢が人を成長させている感じがします。
「自走しよう」というのが、「Da Vinci Studio(当時。現くふうAIスタジオ)」の方針なんです。
社外のシステム開発だと特に、受け身になってしまうことがあると思うんです。私は、一時期、自分がやってもうまくいかないし、もっとよくするために自ら動こうという気持ちになれないことがありました。最低限のことはやるけど…みたいな、後ろ向きな姿勢になってしまって。
そういう時に、先輩たちに「うまくできていないこともないし、こういうチャレンジをしてみたら?」と励ましやアドバイスをもらうことで、自分の気持ちを変えて、積極的に自分の意見を出していけるようになりました。前を向く姿勢を教えてもらったことは、すごく自分の力になっています。
今後はどんな仕事をしていきたいですか?
くふうカンパニーの「ユーザーファースト」という考えに共感しています。
何かをまねて作ってそれで終わりじゃなくて、ユーザーにとって価値のあるものを作って、それに付随してユーザーも増えていくような開発をしていきたい。ありきたりじゃなくて、そういうものをみんなと一緒になって考えたいと思っています。非エンジニアとエンジニアを繋ぐような仕事をしていきたいですね。1つのサービスを育てていくことのワクワク感を忘れないでいたいです。
それと、やっぱり人間関係。難しいタスクを振られた時に相談できる環境があるというのはすごく大事。実体験で感じているので、チームをマネジメントしていく上でも、自分もそういう環境を作っていきたいと考えています。
お仕事の三種の神器はありますか?
1.メモ帳
To doリストを作るのが好きです。”終わったら消す”をやりたいので、紙のメモに手書きしています。細かく「○○さんにメール」とかも書いて消すと達成感があります。
2.モニター
あるとないとでは開発の効率が違うと思います。エンジニアとしては必須アイテム。色々なタイプがありますが、私は27インチなので、割と大きいものを使っています。
3.頭痛対策グッズ
偏頭痛持ちなのですが、「チョコじゃなくてカフェインとるといいよ」という話を聞いて、紅茶やコーヒーを飲んでいます。「冷えピタ」は、自分の中で頭痛改善最強アイテムなので常備しています。
リラックス法は?
とにかく寝ること! リモートワークですと、プライベートとの境目がなくなりがちですし、基本的に夜型なので、うっかりすると寝不足に。意識して寝るようにしています。
取材:尾崎真佐子 撮影:篠原春菜